ブキャナン氏:冷戦後に米国が勝利を逃すようになったのは、目標を失ったから

© AFP 2023 / BRENDAN SMIALOWSKIブキャナン氏:冷戦後に米国が勝利を逃すようになったのは、目標を失ったから
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米レーガン政権で広報担当補佐官を務め、現在は作家およびジャーナリストとして活躍しているパトリック・ブキャナン氏は、雑誌アメリカン・コンサヴァティヴに掲載された論文の中で、冷戦での勝利は、米国民を目標のない人々にしたとの見解を発表した。

ブキャナン氏は、「当時私たちには考えがあった」と述べ、だから米国は冷戦の最初の数十年間の危機を耐え、アジアで戦争に参加することができたと指摘した。

ブキャナン氏は、米大統領は冷戦での勝利を国民の目標として掲げて国民を導いたが、「1990年に戦争が終結したとき、米国は突然、そのためであれば生き抜き、戦い、必要であればその民として死ぬ覚悟もあった目標をなくして途方にくれた」と指摘している。

ブキャナン氏によると、政治家たちは近年、数々の目標を「試した」という。その中には、ジョージ・ブッシュ氏の新たな世界秩序の構築、ビル・クリントン氏のバルカン半島におけるリベラルな国際主義、ジョージ・W・ブッシュ氏の「悪の枢軸」との戦い、また失敗に終わった民主主義のための聖戦などがある。

またブキャナン氏は、オバマ大統領のブッシュ氏の戦争に終止符を打つという約束は、オバマ氏に大統領任期2期をプレゼントしたと指摘し、これは米国民が戦争を開始したり、戦争への介入を望んでいないことを物語っているとの見方を表した。ブキャナン氏は、次のように語っている。

「この新たな現実は、深刻な問題を提起している。それは、現在の米国の考えとはどのようなものなのか?世界における我々の使命は何なのか?我々の国民、重要な国益、重要な同盟国を守ること以外に、朝鮮、ベトナム、クウェート、イラク、アフガニスタンで我々が行ったように、私たちは軍を派遣する用意があるのか?というものだ」。

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