元国務長官ヒラリー・クリントン氏、RTの放送について定期的に報告を受けていた

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ヒラリー・クリントン - Sputnik 日本
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ヒラリー・クリントン氏は国務長官在任中(2009~2013年)テレビ局「RT」の番組について定期的に報告を受けていた。裁判所の命令に基づき国務省のサイトに公開されたメールのやり取りから分かった。

2012年2月13日、クリントン氏の補佐官がクリントン氏に宛てて、「国外で報道を行なう半公式メディアについて」の国務長官の言葉を図解した例として、RTの放送の断片へのリンクを送った。テーマはシリア危機。

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ヒラリー・クリントン氏はTPPに不満。日本はクリントン氏の批判に不満
「これが今朝S(国務長官)がA/Sとの(国務次官との)会合で、国外で報道を行なう半公式メディアに関して言っていたことの図解だ」とメールにある。

2012年2月12日に放送された、シリア危機に関するRTの放送の中で、政治評論家のアデル・サマラ氏は、米国とアルカイダはシリアで共通の目的を遂行している、と述べている。

また、2012年8月18日には、クリントン氏の補佐官ジェイコブ・サリヴァン氏が国務長官宛てのメールで、RTで放送されたジュリアン・アサンジ氏の番組「明日の世界」を紹介している。ゲストはシーア派運動体「ヒズボラ」のリーダー、ハサン・ナスララ氏。この放送は波紋を呼び、世界の主要メディアの議論のメインテーマになった。放送日の17日一日だけでもTwitterの最人気テーマに4度選ばれた。

クリントン氏は2011年、議会に対し、外国向け放送のための予算の増額を求めた。米国はグローバルな情報戦争でRTのようなテレビ局に負けている、とのことだった。「我々は情報戦争のただ中に置かれている。そして我々は劣勢だ。ロシアは英語放送を開始した。数カ国でこれを見たが、きわめて有益だった」とクリントン氏。

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