ドイツは難民に対して「常識を取り戻した」

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ドイツは、シリアからの難民に対して再びダブリン条約の原則を適用した。オーストリアの内相はこれについて、「際限のないおもてなし文化から、常識と節度の感覚の文化へと後戻りするターニングポイントだ」と指摘した。

10日、ドイツの内相は、今後ダブリン条約の原則がシリアからの難民に適用されるべきだとの声明を表した。オーストリアのミクルライトナー内相は、ドイツからのニュースを歓迎し、オーストリアの通信社APAのインタビューで、「これはまさに我々がこの数週間待ち続けていたシグナルだ」と語り、「際限のないおもてなし文化から、常識と節度の感覚の文化へと後戻りするターニングポイントだ」と指摘した。またミクルライトナー内相は、「このニュースを最大限明確に国際社会まで届けて、これを作動させる必要がある」と語った。

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ミクルライトナー内相は、ダブリン条約が停止されため、欧州の状況は制御不能に陥ったと考えている。ダブリン条約では、難民は最初に到着したEU加盟国で難民申請と登録を行い、そこに滞在しなければならないと規定されている。

しかしドイツ政府は8月からシリア難民に対してこの原則の適用を停止した。そしてドイツは再び、シリアからの難民に対してダブリン条約の原則を適用した。

この数週間、ミクルライトナー内相の難民危機に関する発言は、マスコミのトップニュースとして一度も報じられなかったものの、激しい批判を浴びた。ミクルライトナー内相は、スロバキアとの国境にフェンスを建設することを積極的に支持しており、欧州の「さらなる孤立化」を求めている。

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