米軍人「米国の無人機プログラムは人々のIS入りを煽るもの」

© AP Photo / Leslie Pratt, US Air Force米無人機「Reaper」
米無人機「Reaper」 - Sputnik 日本
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新聞Die Zeitによれば、米国のオバマ大統領、カーター国防長官、ブレナンCIA長官にあてた米空軍パイロットらの公開書簡の中では「無人機(ドローン)プログラムの効果に関する米政府の声明はウソだった。実際のところ、無人機は、多くの罪もない人々の命を奪い、平和に暮らす一般住民をテロ組織へと入るよう促しているにすぎない」との告発がなされている。

元米国軍人4人は、無人機プログラムは「新たなテロリスト募集プログラム」に、その姿を変えてしまっていると指摘し、プログラムの閉鎖を求めた。リア-ノーヴォスチ通信は、公開書簡の一部を紹介し、このように伝えた。

以前無人機プログラムを担当していた専門家らは「無人機による攻撃は、多くの一般市民の命を奪い、人々の憎しみを煽るだけで、それをIS(イスラム国)のようなテロ組織が利用している。米国は、無人機使用に対する自分達の視点を見直すべきだ」と提言している。

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また専門家らは「米国のグアンタナモ刑務所で行われているような蛮行も、IS戦闘員の新たな志願者を増やす要因になっている」とも指摘した。

公開書簡の中で軍人らは「オバマ及びブッシュ両政権により作成された無人機プログラムは、世界を不安定化しテロリズムを広める力の一つになった」と強調し、次のように続けている-

「米政府は、プログラムの効果について公にウソをつき、平和的一般住民の中に非常に多くの犠牲者が出ていることに口をつぐんできた。

我々は、米国内で又その国外でも、無人機プログラムが、いかに破壊的な結果をもたらしているかを知りながら、パリで起きたようなテロを黙って見ていることなどできない。」

 

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