エストニアでヒジャブやニカブの着用禁止決まる

バルト三国の一つエストニアの法務省は、国家機関及び教育・医療機関など公共の場所で、女性がヒジャブ(ムスリム女性が被る布）やニカブ(ベール)を着用するのを禁ずる法案を、他の省庁の検討に回した。

金曜日、エストニア法務省報道部がロシアのマスコミに伝えたところでは「こうした法案の目的は、エストニア社会の安全を守り、不安を呼び起こさない移民も含めて、社会空間で統一された行動を保障する事にある。」

こうした法案の作成は、女性に対する家庭内暴力の阻止と予防に関する欧州理事会の、所謂「イスタンブール条約」の批准が近づいている事に関係したもので、エストニアは2014年に、この合意に調印している。