ブレント石油価格、７年ぶりに３７ドル台を割る

ロンドンの証券取引所（ＩＣＥ）でブレント石油の２０１６年１月先物取引価格が２％下落し、１バレル３６ドル９８セントの値をつけた。３７ドル台を割ったのは２００８年１２月以降初めて。

ＩＣＥではＷＴＩ原油も１月先物価格は１．５％落ち込み、１バレル３４ドル９４セントとなった。３５ドルを割ったのは２００９年１月以来初めて。

石油価格は１２月４日のＯＰＥＣ会合以来、急速に値を下げている。ウィーンでの第１６８回ＯＰＥＣ石油相会合では非加盟国の足並みがそろわず採掘量の割り当てで明確な決定が採られなかった。現時点でＯＰＥＣ加盟国の採掘割当量は日量３１００万～３２００万バレル。会合前の割当量は日量３０００万バレルだった。