またチプラス首相は「2016年は、危機が続いた数年のあとの転換の年になるだろう」と指摘し「ギリシャにとって新しいページが開かれる。今や国を監視人のくびきから解放する目的に近づいている」との確信をあきらかにし、次のように続けた-
「ギリシャは、今年2016年、危機から脱出し復活する。投資家や巨大組織の保護下から抜け出すだけではない。そうした事を、今まで何人も思い切って行わなかった。」
ギリシャは、第三の援助を得る代わりに、投資家達と結んだ覚書に従って、大掛かりな改革プログラムを実施する義務を負った。その中には、年金受給年齢の引き上げや、社会保険料の値上げ、年金の削減そして増税等、ギリシャ社会にとって厳しい内容が含まれている。