イラン大統領「サウジ当局は国交断絶によって自らの罪を隠すことはできない」

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イランのロウハニ大統領は「外交関係断絶に関するサウジ当局の決定は、シーア派聖職者ニムル師処刑という犯罪を隠す助けにはならない」と指摘した。ロイター通信が伝えた。

イルナ通信によれば、ロウハニ大統領は、首都テヘランでデンマークのヤンセン外相と会談した中で「サウジアラビアは、イランとの政治的関係断絶を助けとして、シーア派聖職者処刑という自分達の犯罪を隠そうとしているが、そうしたことは不可能だ」と述べた。

1月2日、サウジアラビア外務省は、イスラム教シーア派の聖職者ニムル師をふくめ47人を処刑した。ニムル師処刑のニュースは、シーア派を信奉する政治家や宗教活動家達の激しい怒りを呼び起こし、大衆抗議行動が各地に広がり、イランの首都テヘランでは、人々がサウジ大使館を放火するなどした。こうした事から、サウジアラビアはイランとの国交断絶を宣言するに至った。

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