デンマーク、難民の滞在費用を個人の財産から支払わせる法案を準備

デンマーク政府は移民たちが国営の収容施設に滞在する費用を滞在者自身の財産から支払うようにする法案を議会に提出する準備を進めている。既に4会派が法案支持を表明しており、過半数の賛成票は確保できる見込み。12日、英紙テレグラフが報じた。

法案では、徴収の対象とならない物品がリストアップされている。たとえば結婚指輪、家族の肖像、各種の勲章などだ。しかし、腕時計や携帯電話、パソコンは、難民収容施設の滞在費として徴収される可能性がある。

同法案はより幅広い移民法案一部をなす。議会における審議は13日に始まり、最終的な票決は26日に計画されている。

国際移住機関の推計では、2015年、欧州には、100万人を越える移民が流入する。