チョコのない世紀末が来るの?

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チョコレート - Sputnik 日本
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カカオ豆の生産が縮小している。この縮小は2012年初めから始まった国際市場価格のおよそ40%の値上がりのあおりを受けてのこと。チョコレート需要は2015年、0.6%増の710万トンに達した。この数値は記録的。しかも、つい最近までチョコレートは瀟洒品だったアジア地域での消費が5.9%アップ。ロンドンの市場調査会社「ユーロモニター・インターナショナル」がレポートした。

米食品会社「モンデリーズ・インターナショナル」をはじめとする大手チョコレートメーカーは、前代未聞のグローバルなチョコレート需要にこたえるため、カカオ豆の生産拡大に10億ドルを投資する構え。ウォールストリート・ジャーナル紙が報じた。

世界カカオ組織の評価では2015年、カカオ豆の生産は3.9%減の420万トンにまで落ち込んだ。アナリストらの話では、今年2016年もカカオの木の老齢化、不適当な気候条件が予想され、カカオ生産量は下がる一方となる。

ウォールストリート・ジャーナル紙の報道では、今のところ「チョコレート世紀末」の起きる恐れはないものの、方策はまさに今とらねば手遅れとなる。新たな木を植えたところで結実までは2年から4年は待たねばならず、急激な需要増加には対処できない。

さてロシアのチョコレート価格だが、2015年11月の段階で前年比で37.8%値上がりし、キロあたり最高で741ルーブル36コペイカの値をつけた。チョコレート需要は一年で一人当たり8.4%の3.99キロ減っている。

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