少年の難民が収容されているセンターで大事な鍵が無くなったため、地元政権の代表は少年らをスウェーデン北部の極圏、雪と極夜で閉ざされたノールランドに送るぞと脅した。スウェーデンの日刊紙「ダーゲンス・ニュヘテル」が報じた。
収容センターに勤務するある女性職員はこの状況に憤慨し、人権問題の全権代表に苦情の書簡を送った。女性職員によればスキャンダルは12月に持ちあがったもの。このために少年はひどく動揺し、逃げ出そうとした。
女性職員の話では、島の自治体の代表と称する人物が子どもらに対し、クリスマス休暇の間、子どもたちには何のイベントも用意されていないが、これが気に食わないというならば、ノールランドに送り込むと語ったという。
この発言のあと、自治体代表の役人はあらかじめ持っていたノールランドの地図を少年らに見せ、極圏では半年間、太陽が昇ることはないと脅した。
「ダーゲンス・ニュヘテル」紙がこの役人に連絡を取り、事情を確かめると、役人は少年らに、島で生活するかどうかは自由意志によるもので、条件が気に入らないのであれば、場所が空いているほかの難民収容センターに移ることが可能だと説明したと答えている。