米国の大雪を背景に原油価格の上昇続く

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米国での大雪や、原油価格の更なる下落の期待感が弱まったことを背景に、原油価格が22日に引き続き、25日も上昇を続けている。

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一方で、市場では供給過剰の状態が続いているため、原油価格の上昇は一時的な性格を有していると考えている人が多い。特に、米国市場で原油の備蓄量が増加していることがこれを物語っている。
ロンドン国際金融先物取引所では、モスクワ時間で7時50分の時点で、ブレント原油先物3月限の価格が、約1パーセント上昇し、1バレル=32.39ドルとなった。

ニューヨーク商品取引所のWTI原油先物は、同じくモスクワ時間で7時50分の時点で0・8パーセント高の、1バレル=32.45ドルとなった。

また、新たな世界経済刺激策と関連した期待感も市場を支えている。欧州中央銀行のドラギ総裁は21日、1月の理事会後の記者会見で、世界経済の低迷リスクを受け、欧州中央銀行の指導部が3月に金融政策を見直す可能性があると伝えた。またアナリストたちは、日本銀行が29日にも新たな経済対策を発表するのではないかと期待している。

なお、CMCマーケッツの専門家たちは、テクニカル分析の視点から見た場合、原油価格の暴落は終わったと考えられるため、原油価格は少なくとも1バレル=34ドルまで上昇するはずだと主張している。

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