「黙示録」グラフ、世界経済を待ち受けるのは何?

© Flickr / Ben Sutherland「黙示録」グラフ、世界経済を待ち受けるのは何?
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世界の経済指標をグラフで掲載するサイト「マーケット・デイリー・ブリーフィング」が「黙示録」グラフを発表。それによると英国、日本、ユーロゾーンでは融資が縮小傾向を示している一方で、米国、中国では今のところはまだ、融資のボリュームは保たれている。

「黙示録」グラフはブロガーのチャールズ。ヒュー・スミス氏が考案したもの。世界経済の不安定な状況が一目瞭然にわかるしくみになっている。

スミス氏は「中国、米国での民間セクターの融資量が縮小し始めたとたん、グルーバルな後退が始まり、これが世界経済を『セネカの』へと追いやる」と指摘する。「セネカの」とはローマの哲学者セネカが残した「成長が止まれば、終末は近い」という名言から生まれた表現。

スミス氏は企業、個人世帯が融資を受けなくなり、反対に返済へ転じるというのは景気後退、不況が近い明確な兆候だと断言する。

スミス氏いわく、民間の融資は後退を示す唯一のバロメーターにはなりえないものの、従来通り重要性の高い指標であることは間違いない。

「民間セクターの融資縮小が長期に及んでしまうと、GDP成長率1%の場合でも経済は停滞してしまい、最終的にはこうした停滞が経済に悪影響を与えてしまう。」

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