故ヨハネ・パウロ2世が人妻と親交、文通が公開

© AFP 2023 / Alberto Pizzoli故ヨハネ・パウロ2世
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BBCが、故ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が生前、人妻と親しく文通を行なっていた事実を報じた。

文通の相手はポーランド系米国人哲学者のアンナ=テレーザ・トゥイメネツカヤさん。手紙は2005年の法王の死後、長い間ポーランドの国立図書館に保管され、一度も公開されてこなかった。

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カロル・ヴォイティワ氏(法王になる前の俗名)とトゥイメネツカヤさんとの友情はヴォイティワ氏が法王になる数年前の1973年から始まった。

文通にはヴォイティワ氏が妻帯禁止の誓約に違反しえたとは一切指摘されていない。

最初に手紙を書いたのはトゥイメネツカヤさんのほうだった。トゥイメネツカヤさんがウォイティワ氏の著書について意見交換を行なおうとしたのがきっかけ。最初は事務的なトーンのやりとりだった文通は次第に親しさを増していった。

すでに1974年の時点でヴォイティワ氏は文通の中で、トゥイメネツカヤさんから受け取った昔の手紙を読み返し、手紙が自分にとって「きわめて深く、個人的なもの」であることを告白している。古文書にはヴォイティワ氏とトゥイメネツカヤさんが一緒にいるところを写した写真も残されている。

写真はポーランド、バチカンで撮られたもの。ふたりは数度にわたって面会し、スキーに興じ、散策を行なっている。

カロル・ヴォイティワ氏は1978年にローマ法王ヨハネ・パウロ2世に就任。2005年の逝去までその職を勤め上げた。

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