オバマ大統領「ロシア軍は世界第二の力を持つ」

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米国のオバマ大統領は、ロシア軍を「その力において世界で第二番目だ」とし「シリアの在野勢力は、彼らに立ち向かう事は出来ないだろう」と述べた。

シリアでロシア航空宇宙軍の作戦が開始されて以降、ロシアに対し、欧米の側から定期的に「ロシア軍の空爆は、ダーイシュ(IS,イスラム国)にではなく、いわゆる『穏健派』在野勢力や民間施設に向けられている」との、具体的な証拠による裏付けのない非難が浴びせられている。一方ロシア側は、こうした主張を何度も否定してきた。

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オバマ大統領は、カリフォルニアでの記者会見で、次のようの述べている―

「もしロシアが、我々が目にしてきたような無秩序な空爆を続けるのであれば、我々は、在野勢力のいかなる成功も目にする事は出来ないだろうと言ってよい。確かにロシアには、極めて巨大な軍隊がある。シリアで蜂起した人々が、世界で第二の力を持つロシア軍の武器と競う事など出来ないのは、明らかだ。」

昨年の9月30日から、ロシアはシリアのアサド大統領の要請に従って、テロ組織ダーイシュや「アル-ヌスラ戦線」のシリア国内の施設に対し、ピンポイント空爆を開始した。なお、これに並行してシリアでは、米国が主導する「有志連合」による空爆が実施されているが、こちらはシリア当局のしかるべき委任を受けたものではない。

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