なぜ日本はロシアを重視するのか、日露関係担当政府代表・原田親仁氏に聞く

© Sputnik / Ilya Pitalev / フォトバンクに移行原田駐露大使
原田駐露大使 - Sputnik 日本
日本政府は日露関係担当政府代表兼特命全権大使という新しいポストを設け、前駐ロシア大使の原田親仁(はらだ・ちかひと)氏を起用した。原田氏は外務省欧州局長などを経て2011年から昨年12月まで長きにわたり駐ロシア大使を務め、日露関係全般の発展に尽力してきた。

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原田氏は新ポスト就任から間もない今月15日、モルグロフ外務事務次官と都内で協議を行い、4月中旬にラブロフ外相が訪日する方向で調整していくことで一致した。協議は前向きな雰囲気で、充実した意見交換ができたという。スプートニクは、今後の日露関係の鍵を握る原田氏にインタビューを行った。

スプートニク:日本政府がロシア外交を担当するポストを新設したことは内外の注目を集めました。ご自身の使命についてどのように捉えていますか。また、抱負をお聞かせください。

原田氏「隣国であるロシアとの間で、平和条約を締結すること、幅広い分野で関係を前に進めることは、日本にとって優先的な外交課題だと考えています。このような認識に基づき、日露関係担当の政府代表兼特命全権大使というポストが新設され、私がこの任に当たることになりました。今後、平和条約締結交渉をはじめ、政治・経済分野の日露間のハイレベルの交渉や協議を担当していくことになります。

外務省に入省して以来、ソ連時代を含めて長年にわたってロシア関係の職務に従事してきました。この経験を活かし、総理および外務大臣の指揮の下で、日露関係の発展のために尽力したいと思います。」

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スプートニク:日本がロシアとの関係を重視する姿勢を見せているのは、G7との橋渡しを試みているためでしょうか。森元首相は「安倍首相はロシアと西側諸国の間の対話を構築する上で、仲介者の役割を果たすことができるだろう」(1月26日読売新聞)という趣旨の発言をしています。

原田氏「日本がロシアとの関係を重視するのは、重要な隣国である日本とロシアが良好で安定した関係にあること、そして国際問題について建設的に協力することが、両国、両国民にとってのみならず、アジア太平洋地域をはじめとする国際社会にとって有益であることによります。このような認識から、国際問題について立場の違いがある場合でも、日本政府はロシアとの率直な対話を継続し、幅広い分野で関係を発展させていくことを重視しているのです。」

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スプートニク:ロシアの専門家の声をどのように受け止めますか。ロシアで最も著名な日本学者、元駐日大使のアレクサンドル・パノフ氏はスプートニクの取材に対し、「原田氏の新ポストへの任命、そしてロシアとの関係を発展させ、ロシアと共に複雑で困難な国際問題を解決したいとの意欲を示した安倍首相の発言を高く評価する」と述べています。

原田氏「もちろん日露関係担当の政府代表兼特命全権大使の新設は、安倍総理をはじめ、日本政府が日露関係を重視していることの表れです。ロシア側がそのように評価しているのであれば、肯定的に受け止めたいと思います。」

スプートニク:ポスト新設は日本がロシアとの関係を重視し、独自外交をする意思の表れであると見なすことができますか。

原田氏「日本政府は、国際問題について、ロシアを含む国際社会の様々なメンバーとの間で、様々なレベルで対話を積極的に行い、国際社会の直面する課題に協力して取り組みます。」

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