サハリンに来年、剣道センターがオープン

サハリンに来年、剣道センターがオープン
サハリンに来年、剣道センターがオープン - Sputnik 日本
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2017年、サハリンに剣道の発展のためのスポーツセンターがオープンする。このプロジェクトが実施されれば極東だけではなく、ロシア全体で唯一の剣道専門センターとなる。

日本の伝統的刀剣技術「剣術」からその歴史を汲む剣道はロシアで非常にダイナミックに発展している。「ユジノサハリンスクは剣道選手養成の拠点都市のひとつとなる」。ラジオ「スプートニク」のインタビューでサハリン剣道協会ワジム・ポリツィンスキイ総裁が語った。「年を追うごとに剣道の人気は高まり、希望者は増え、練習場となる体育館数は限界に近づいている。したがって、剣道の発展のための専門センターの建設は不可欠だ」

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今日サハリン剣道協会には5歳にはじまるあらゆる年齢層の約150人が登録されている。3年前は50人未満だったことを考えると、小さい数字である、とポリツィンスキイ氏。そして、ユジノサハリンスク州立センターだけではなく、都市として、コルサコフ、ホルムスク、ネベリスク、ウグレゴルスクなどでも剣道は行われている。

ロシアチームは伝統的に剣道の2つの主要な国際大会 、欧州選手権と世界選手権に参加している。サハリンの選手らにとって最も「実り」の多かった年は2014年と2015年だった。極東連邦管区の大会で好成績、ロシア選手権で銀と銅、韓国のテグ市で開かれた選手権で12メダルなど。2015年には東京で開催された第16回世界選手権団体戦でロシアの代表チームに初めてサハリンの選手が参加した。

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近年では、剣道はサハリンと日本の間の橋となっている。自治体単位で旭川とユジノサハリンスクが、ならびにサハリン大と北海道大の間でスポーツ交流が計画されている。来年は日本での大会にサハリンチームが参加する予定だ。サハリン剣道協会のポリツィンスキイ総裁自身、夏の学生インターンシップで訪れた韓国のチョナン市で剣道と出会った。それ以来、剣道は彼にとって身体的および精神的な成長の手段となった。彼によると、剣道のユニークさは、その絶対的な一回性だ。「それはスポーツ以上、哲学以上のもので、無限に研究することができる。「剣の道は一生」という言い方があるのもゆえのないことではない」とポリツィンスキイ総裁。

将来のスポーツセンターは、日本の伝統的なスタイルで構築される。地元当局もプロジェクトをサポートしている。 「サハリンにおける剣道の発展に役立つ。そのことを日本の同僚たちも望んでいる。今後はこの場所で剣道の大規模な国際大会や選手権が行われるかもしれない。このようなセンターの出現によりアジア太平洋地域からの観光客を誘致できるかもしれない」とサハリン州スポーツ青年政策副大臣セルゲイ・ブレンコフ氏は述べている。

 

 

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