ウクライナ 資金不足で「ユーロビジョン」の開催辞退を考える

© REUTERS / Roman Baluk ウクライナ 資金不足で「ユーロビジョン」の開催辞退を考える
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ウクライナのダニリュク財務相は、欧州国別対抗歌謡際「ユーロビジョン」を開催するためには膨大な費用がかかることから、2017年の「ユーロビジョン」の開催を辞退するのも可能だとの見方を表した。ダニリュク財務相が18日、新聞「エコノミチェスカヤ・プラヴダ」のサイトのブログで発表した。

ダニリュク財務相は、「私は『ユーロビジョン』の可能性と利点を冷静に評価することを呼びかけ、プロジェクトは財政的に妥当でなければならいことについて念を押す」と述べた。

財務相は、専門家が推定した「ユーロビジョン」開催に必要な10億グリヴナ(約4000万ドル)という費用は、莫大な額だと指摘し、「ユーロビジョン」では開催権が譲渡されたことが5回あると言及、「例えばフランスは1960年に『ユーロビジョン』の主催権を英国に譲った」と述べた。

5月14日、「ユーロビジョン」の決勝で、クリミア・タタール人の追放を題材にした曲「1944」を歌ったウクライナ代表のジャマラさんが優勝した。2位は、オーストラリア代表のダミ・イムさん、3位は、ロシア代表のセルゲイ・ラザレフさんだった。

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