北欧地域向けの原油価格は1バレルあたり35パーセント、地中海地方向けは10パーセント引き下げられ、米国向けは10パーセント引き上げられる。なおこれは7月物の価格となる。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、原油価格の引き下げはイランによる2月の欧州向け原油輸出の再開と関連している。
現在サウジアラビアの原油輸出量は日量80万バレル、イランは40万バレルだが、イランは数か月以内に日量70万バレルに増加する計画。
2日、ウィーンで石油輸出国機構(OPEC)の総会が開かれ、生産量の「凍結」について話し合われたが、合意できなかった。次のOPEC総会はウィーンで今年11月30日に開催される予定。