研究者らは豚のDNAを組み替え、豚の組織にヒトの細胞を組み入れることに成功。研究者らの話ではほぼ人間の組織細胞に等しい状態のすい臓を持った豚の胎児を作ることができる。この試みによって、世界初のヒトのすい臓を持った豚がこれから28日後に誕生する。
ただし研究者らにも実験の成功に関する確信がない。その原因は割れる倫理的評価。動物擁護者らは生きたインキューベーションとして豚を用いることに反対しており、また専門家らからも人間の細胞は動物の他の臓器にも移ってしまう危険性があると指摘があげられており、例えばそうした方法でヒトの臓器を内包した豚の脳はよりヒトに近い状態になるおそれがあるとしている。