6月12日、ゲイクラブ「パルス」(Pulse)でオマル・マティーン容疑者は銃を乱射、49人が死亡、53人が負傷した。犯人は、アフガニスタン出身のフロリダ州住人で、警官隊との銃撃戦で死亡した。この事件は、米国で起きた銃撃事件としては、その犠牲者の数で史上最悪のものとなった。
オバマ大統領は、犠牲者の家族に対し哀悼のメッセージを述べたあと、記者団に対し次のように述べた―「我が国の政治家達は、こうした事が簡単に起きるように手を貸し、テロリストが信じられないような武器を手に入れるのを助けている。テロリストが武器を合法的に買えるようにしている共犯者といってよい。」
またオバマ大統領は、次のようにコメントした―「民間の警備会社で働いていた、今回の事件の犯人マティーンは、自動小銃を合法的に買うことができた。そしてそれを使って、人々を銃撃した。数年前、彼は、テロリストらと連絡を取った容疑で取り調べを受けた。しかし、そうした証拠は見つからなかった。クラブ襲撃の際、犯人は警察に電話し、自分は『ダーイシュ(IS、イスラム国)』に忠誠を誓っていると述べている。」