頭部移植手術被験候補者、車椅子用の自動操縦装置を開発 (写真、動画)

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ヴァレリー・スピリドフノフ氏 - Sputnik 日本
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ロボットシステム構築にける達成とバーチャルリアリティ技術の要素が一つになり、電動車椅子用の自動操縦装置が開発された。この革新的なシステムは開発者らに「クレヴァー・チェアー」と名付けられた。

クレヴァー・チェアーの開発者兼ディレクターのヴァレリー・スピリドノフ氏は世界的によく知られている。氏の頭部移植実験の策定への関心と関連して、国際的な大手報道機関で氏のことが報じられている。今日、ヴァレリー氏は、障害を持つ何百万人もの人々を助けることができる潜在性をもつ革命的な装置を作成するロボット工学の専門家、デザイナー、プログラマーのチームのリーダーである。

クレヴァー・チェアー・システムは、スマートフォンのソフトウェア制御下で、または単純な音声コマンドを介して動作する。室内の障害物を回避するために赤外線技術が使用される。シンプルな音声コマンドまたはセンサー制御により、あらゆる屋内で、望みの場所に使用者を運ぶ。

クレヴァー・チェアーは事実上既存のすべての電動車椅子に適用でき、チームの目標は、システムを可能な限りアクセスしやすいものにすることだ。現時点ではクレヴァー・チェアーは屋内利用向けだが、開発者らは、システムを使用できるより多くの選択肢を見出している。非常に不便であり、手の筋肉の弱体化した人には足枷となるジョイスティックのかわりに、電動車椅子が自動的に必要な場所に使用者を運んでくれる。
クレヴァー・チェアー・システムは3つのコンポーネントで構成されている。第一に、新しいものなら大抵の電動車椅子に取り付けられ、それらの自律的移動を可能とする、装置そのもの。第二に、居住空間の細部を正確に区別し、使用者に対する位置関係を追跡するために、複数のIRブラスター/カメラが搭載される。最後に、IRブラスターからのデータが処理され、安全な移動のためマップに記録される、スマートフォンのアプリケーション。

クレヴァー・チェアーの利用者は好みの目的地を設定することができ(例:ダイニングテーブル、テレビ、バスルーム)、アプリケーションによって、または単に声を出しポイントの名前を言うことによって、車椅子を動かせる。

ロボット工学、コンピュータープログラム及び位置関係判定技術の発展がこの新しいシステムにおける仕方で組み合わせられたことはかつてない。それが可能になったのは、クレヴァー・チェアー・チームが多くの異なる専門家および潜在的なユーザーのグループを含んでいたからだ。

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スマートチェアー (Clever Chair) - Sputnik 日本
スマートチェアー (Clever Chair)

クレヴァー・チェアー・チームは支援を募るためのクラウドファンディングキャンペーンを開始した。また、こちらhttps://igg.me/at/cleverchairでプロジェクトについての詳細を知ることができる。作業用のプロトタイプが作成されており、工業生産を開発し、システムのさらなる開発に投資するために、彼らは資金を必要としている。彼らは新しい機能を追加しながら、定期的にシステムを更新する予定だ。IndieGoGoサイトhttps://igg.me/at/cleverchair上のキャンペーンを通じてすでにクレヴァー・チェアーを購入したユーザーは追加費用なしで更新にアクセスできる。

将来的にシステムは屋外で使用することができるようになる。それにはGPS技術が使用され、導き手として友人にクレヴァー・チェアーの隣を歩いてくれるよう頼み、見守ってもらうことになる。

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