ダーイシュから逃げ出した元性奴隷の女性、拷問の恐怖を語る

© AP Photo / Fred Ernstダーイシュから逃げ出した元性奴隷の女性、拷問の恐怖を語る
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ダーイシュ(イスラム国、IS)で性奴隷にされていたが上手く逃げ出せたナージャ・ムラド(21)さんは自らの捕虜生活の恐怖、そしてどのような少女をテロリストは好んで罠におびき寄せるのかを語った。英紙『ザ・サン』が証言を公開した。

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ナージャさんは、性奴隷候補の女性は主に次の2つのルートで手に入れられると述べた。それはナージャさんのケースのように、人身売買をする他のテロリストから購入するか、結婚と長く幸せな結婚生活を約束してソーシャルネットワークを通じておびき寄せるかだ。

ナージャさんがダーイシュの拷問室に連れられたのは、イランにあるナージャさんの故郷が武装戦闘員に襲撃された後のことだ。女子どもは全て捕虜にされ、ブラックマーケットで売り飛ばされた。

ナージャさんが奴隷となっていたのは3ヶ月。その後奇跡的に逃げ出せた。逃走の詳細についてはナージャさんは明かしていない。しかしナージャさんによると、逃走までは死すら怖くなかったという。捕虜になっていた時間は常に強姦され、ひどく暴行を加えられていたという。テロリストから逃げ出し、ダーイシュのキャンプを抜け出そうとした者は公開処刑された。公開処刑された女性の1人は、他の少女の目の前で頭をハンマーで打ち砕かれたという。

ナージャさんが語るところ、性的慰めには戦闘員は青い目と白い肌のブロンドといった西欧的な女性を好むという。まさにそのような女性をテロリストはインターネットで募集し、家を捨て中東に来るように強制している。女性たちには幸せな結婚と強いつながりを持つ家族が約束されるが、実際には到着時に奴隷にされる。さらに、奴隷生活は女性たちが拷問や疲弊で死ぬか、逃亡を試みるまで続く。

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