ロシア旅行の多様な魅力 火山見学からシャンパン風呂まで

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9月2日、ロシア極東のウラジオストクで東方経済フォーラムが開かれ、プーチン大統領と安倍首相もこれに出席する。フォーラム参加者には、多くのイベントが用意され、夕方には様々な文化イベントも予定されている。

雑誌Forbesは、ウラジオストクを、休息するのにロシアで最も快適な街の一つだと評価し、また雑誌National Geographicも、この街を、地球上で最も美しい海浜都市ベスト⒑に含めている。たしかにウラジオストクには、見るべきものが多くある。マリインスキイ劇場の沿海地方分館もあるし、金角湾、壮大な建築物であるルースキイ橋、ルースキイ島と極東連邦大学の超近代的なキャンパスなど、枚挙にいとまがない。フォーラムは、まさにこの極東連邦大学のキャンパスの中で行われる

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ピョートル大帝湾からは、極東海洋自然保護区の一部が見える。ここは、その98%が海からなるロシア唯一の自然保護区だ。そこには、5千を超す動植物が生息している。自然保護区は、離れた場所から見るだけではなく、直接そこを訪れて、動植物のいくつかにはに手で触れることもできる。この保護区は、世界的にも意味のあるもので、韓国や日本、さらには国際自然保護連合のレッドブックに含まれた非常に珍しい、絶滅危惧種の鳥達が住んでいる。

アクティヴに休暇を過ごしたい人達にとっても、ウラジオストクは、ウインドサーフィンやカイトサーフィン、ダイヴィング、シーカヤックさらには崖の上から海へのエクストリーム・ジャンプなど、たくさんの楽しみがある。 つまり一言でいえば、ウラジオストクは、モスクワでクレムリンや赤の広場を見学し、サンクトペテルブルグで宮殿の数々を巡るといった代表的なツアーとは違った、ロシアの全く別の面を見ることができる、まさに実例なのだ。

極東では、もう一つ、カムチャッカもまた旅行者にとって天国だ。ここでは、活火山のふもとを散策できるし、どうやってクマが魚を捕まえるのか自分の目で見たり、巨大間欠泉を背景に自撮りもできる。 そしてカムチャッカには多くの鳥たちが住んでいるし、素晴らしい滝や氷河もある。

またシベリアのバイカル湖も忘れるわけにはいかない。ここを訪れた人なら誰でも、強い印象を持つに違いない。

さてロシア観光の新しい注目スポットは何も極東やシベリアばかりではない、ロシア南部への旅、クラスノダールのワイナリー巡りも魅力的だ。 これはロシア観光においては新しいものだが、スペインやフランスではすでに、かなりの人気を集めている。クラスノダールの有名な「アブラウ-ジュルソ」という銘柄のシャンパンを製造する同名の工場へのツアーは、特別人気がある。そこでは、エジプトの女王クレオパトラの美しさの秘訣だったという伝説のシャンパン風呂を試すことができる。

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スプートニク日本のリュドミラ・サーキャン記者のインタビューに対し、クラスノダール地方ワイン観光センターのマリヤ・ストルコワ副所長は、次のように答えてくれた―

「2015年、私達のワイナリーを16万9千人もの方々が訪れました。皆さんを地下のワイン蔵に案内して、ワインの味や香りや成分について、そして製造法ついて、普通どうやってワインやシャンパンを選ぶのかについてお話ししました。そしてその後、工場付属のレストランで、料理と共に実際に楽しんでいただきました。

ブドウ畑やワイナリー以外にも、クラスノダール地方には、ドルメン(太古の石室墳)、滝、遺跡、泥火山など一千を超えるユニークな見どころがあります。また私達は、馬に乗った旅行や海の散歩、スパ-ツアー、料理ツアーなども御用意しています。エコノミークラスのホテルもありますし、ブティクホテルも手配できます。」

こうした普通とは少し違った旅行は、ロシアがいかに多様な魅力を持った国なのかを納得する、良い機会になるだろう。きっと多くの人達が、一生の思い出をロシアで作ることができるに違いない。

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