ゴールドマン･サックス、アジアで３０％の人員削減へ

金融グループゴールドマン・サックスは日本以外のアジア諸国に置く投資銀行でおよそ３００人の社員カットを行なう。これはこの地域での活動の鈍化を受けて取られる策。ロイター通信が独自の消息筋からの情報として報じた。

ゴールドマン・サックスはＭ＆Ａに取り組む銀行の数を減らし、資本、土地取引の件数も縮小する方向。最も大きな人員削減が予想されるのは香港、シンガポール、中国。これらの国にはゴールドマン･サックスがアジア開設する主要なオフィスが点在する。

アジア太平洋地域でのＭ＆Ａ取引総額は２０１６年初頭から５７２９億ドル減っている。昨年同時期のＭ＆Ａ取引総額はトムソン・ロイターの調べでは７４５７億ドル。

先の報道では、日本銀行の２日間にわたる金融政策決定会合を総括し、黒田総裁は金融緩和策の強化を明らかにした。