サンチェス氏は69歳。天からの声は彼に毎日90ポンド(40キロ)の土と石を大地から取るよう命じた。彼は毎日早朝3時に起き出してトンネルに向かう。それがどこへ通じているのかなど彼にはどうでもいい。いつ作業をやめるべきかも知らないという。
トンネルに入ろうとした者の一人は、息が苦しくなったため半分の距離しか歩けなかったという。最後まで行くことを許されているのは自分だけであり、それは驚くべきことではないとサンチェス氏。
妻によると、多くの人が氏を頭がおかしくなっているものと思っている。しかし本人は気にしていない。「神が何を要求しているかなど誰にも分からない」とサンチェス氏。
先に、社会学者たちによると、精神障害は21世紀の主要問題の一つだと報じられた。