「我々も露米関係の悪化に憂慮している。これは我々の選択ではない。我々はこれを目指したことは一度もなく、逆に、世界でも有数の経済を持つあのような巨大で偉大な国と友好的な関係を持ちたい」
プーチン大統領はまた、現在米大統領選挙の参加者が反露レトリックをあまりに乱用していると指摘した。
ハッキング攻撃に対するロシアへの非難について、プーチン大統領は次のように指摘した。
「このヒステリーは、ハッカーにより流出した内容から米国民の注意をそらすためだけに起こされている。しかし、なぜか流出した内容については誰も語らない。本質的には、これは世論操作だ」
オランド大統領との会談のためのパリ訪問を中止したことにコメントして、プーチン大統領は、ロシアにはフランス含む全てのパートナーと協力する用意があると指摘したが、どうして米国の外交・国内政策に奉仕できるか理解できないとし、次のように述べた。
「ただ単純に自らの同盟国の、この場合は米国の外交利益、もしかしたら内政利益にさえ奉仕することが欧州諸国の利益に則しているか、則していないかはわからない。私にはわからないが、これが真剣な政治だと呼べるのだろうか?そして、独立した外交政策を行うこと、大国だと称することを目指している真剣な諸国の役割は本当にこのようなものなのだろうか?私にはわからない」