野村総合研究所 極東への投資引きこみを助ける

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日本最大手のシンクタンクである野村総合研究所(Nomura Research Institute)は、極東にある先進(先行)経済発展地域(TOR)13のうち9つの発展の見通しに関するプラン作成に着手する。極東発展コーポレーションのゼネラルマネージャー、デニス・チーホノフ氏は「我々は、世界最良の経験を実践を利用している。野村総合研究所の経験は、日本の投資を極東に引きこむ助けになると確信している」と述べた。

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チーホノフ氏は、将来的な発展プランが、社会経済状況、そして先進発展地域それぞれにとって最も効果的な発展の形を分析する基礎になると説明した。野村総合研究所は、プランの中で。ビジネス展開のため提供される様々なサービスついての完全な情報を紹介し、先進発展地域各々の競争的優位性を明らかにし、関心を抱くビジネス・スポンサーが存在することを将来の投資家達に示し、製品あるいは製造が計画されている品物に対する市場での需要や成功をもたらす力のある基本的ファクターを判断することになる。

スプートニク日本記者のインタビューの中で、チーホノフ氏は「野村総合研究所は、国際入札に参加した4社のうちの一つだった。野村の提案が最も良い成績を収めた」と述べ、次のように続けた-

「国際的に高い権威と、こうしたプロジェクト実現の豊かな経験により、国内や、日本を含め外国の投資家達が関心を抱くような将来的な発展プランを作成してくれるものと確信している。我々は、日本との協力に関心を持っており、野村が日本の投資家達を極東に効果的に導く役を演じてくれるものと期待している。日本とロシアの協力は現在、大変ポジティヴで高いレベルにある。これは、ビジネス協力と大規模な投資プロジェクト実現にとっての歴史的チャンスだ。」

チーホノフ氏の意見では、すでに成功の歴史は刻まれており、極東に対する外国人投資家の信頼が形作られつつあるとのことだ。氏は、さらに次のように続けた-

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「先進発展地域(TOR)とウラジオストク自由港において、外国人投資家が参加する3つのプロジェクトが進んでいる。まず、ハバロフスクTORにおける日本の「JGCエバーグリーン」(JGCEvergreen)社の温室による通年野菜栽培プロジェクトだ。同様のプロジェクトは、ヤクート共和国の主都ヤクーチヤ郊外のカンガラッスィTORでも実現の初期段階にある。ウラジオストク自由港でも日本の投資によるプロジェクトがある。石炭ターミナルの整備だ。日本側による、石炭出荷用の特別積み替え総合施設づくりが予定されている。

外国の投資家達を極東に引き付けているのは、まず、競争力が低いため利益が上がるというユニークなチャンスである。しかしその一方で、ゲーム・ルールの不安定性が警戒されている。」

まさにそうしたリスクをなくし、投資家が自分達のビジネス・アイデアを効果的に遂行できるような快適な環境を創り出すために、極東には企業活動実施の特別の体制がつくられた。

先進発展地域用のプラン作成に向け、外国の会社が招かれた理由について、ロシア極東発展省のマキシム・シェレイキン次官は、簡潔に次のように説明している-

「我々の前には、極東に、外国のものを含め投資を引き込むという課題が立ちはだかっている。そしてこれは、地域の他の隣国に比べ、投資家達にとっていかに魅力的で競争力のある諸条件が作れるかに関係している。しかし、ただ作るだけでは不十分だ。それらを、しかるべく正しく『パッケージ化』し、潜在的な投資家達にしかるべく正しく提案し推進し、希望があれば売る必要があるのだ。」

日本を代表する分析・コンサルティング・センターの一つである野村総合研究所の経験は、こうした事業において非常に貴重なサービスを提供するに違いないだろう。

© 写真 : Denis Tikhonov極東発展コーポレーションのゼネラルマネージャー、デニス・チーホノフ氏
極東発展コーポレーションのゼネラルマネージャー、デニス・チーホノフ氏   - Sputnik 日本
極東発展コーポレーションのゼネラルマネージャー、デニス・チーホノフ氏
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