科学者ら、ロンドンの殺人霧の謎を解明

© AFP 2023 / Odd Andersen ロンドン
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テキサス州の科学者たちが1952年にロンドンで発生した生態系にとっての大災害の原因を明らかにすることに成功した。グレートスモッグと呼ばれる現象で、1万2000人が死亡したものだ。

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異常な霧が64年前にロンドンを覆った。吸い込むと呼吸に困難を生じた。スモッグは数日続き、のち霧消した。当時の学者らは原因を解明できなかった。

現代スモッグに苦しんでいる中国の諸都市の研究を通じてロンドンの霧の謎も解かれた。二酸化窒素は人の命に関わる物質だ。これが石炭の燃焼時に副産物として生成される。当時、通常の霧が二酸化窒素で飽和し、殺人霧となったのだ。

なお先に伝えられたところによると、世界気象機関(WMO)は2016年の世界の平均気温が15年の記録を破り、19世紀からの観測史上最高になるとの見通しを発表した。

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