OPECは水曜、来年元日より産油量を一日あたり120万バレル削減し、日量3250万バレルとすることを合意した。
「いま市場では供給が過剰である。この決定で均衡がもたらされる可能性がある」と米国エネルギー相の元顧問チャールズ・マコーネル氏。
また、この決定で一連の国際的傾向に刺激が加わる可能性もあるという。ある専門家によれば、この決定は、「OPECの影響圏外の生産価格、特に米国のシェールオイル採掘に強い影響を与える」。
マコーネル氏の予測によると、安定した市場状況では、原油の価格はバレル当たり50〜60ドルで推移する見込みで、現在低迷している米国の生産者が生産を再開し、新たな掘削を行うことに弾みをつける。
「OPECの減産合意は米国のシェールオイル生産者にとり歓迎すべきニュースだ。彼らはより多くの市場シェアを奪うチャンスを得たことになる」とNACSSA最高経営責任者でファーンオイル社副社長マイケル・ムーア氏も同意している。