学者たちはマウスで実験を行い、老化の進行を逆戻りさせることに成功したという。このような研究結果は、人間でもこのプロセスを操作できる可能性があるとの期待を与える。
研究グループの責任者を務めるデビッド·シンクレア教授は、「私たちは、身体が老化プロセスと戦う方法を管理する遺伝子を発見した。もしこの遺伝子を適切に活性化したら、それは非常に強い効果を持つだろう」と述べた。
シンクレア教授は、「私たちは、すでにマウス実験からヒトでの臨床試験に移った。世界中で複数の臨床試験が行われている。私たちは、今後数年間で、ヒトに対してどれほどの効果があるかを知ることに期待している」と語り、診療試験が始まったのは最近だが、良い結果をもたらすと思われると指摘した。
なお先に米国の学者が人間の寿命を1.5倍にできる方法を明らかにした。