ソボトカ内相とブラウナウのワイトバッハー市長との協議後に語った。ピューリンガー氏は、生家を取り壊した場合「負の歴史の一章を消し去った」との非難を浴びるとして、取り壊さないことを決めたと述べた。
生家は、2011年夏まで障害者福祉団体がデイサービス施設に使用しており、ピューリンガー氏は同団体の再入居を検討。人間の生を前向きに捉え、ナチスの犠牲者を思い、ヒトラーの犯罪への「明確な反対の象徴になる」と説明した。
生家の「ネオナチの聖地化」を防ぐため、内務省委託の専門家委員会は「建築の徹底的な変更」を勧告。ソボトカ氏は一時、生家の取り壊しを提案していた。