「2015年度のデータが示すところ、チェコ人1人あたり約147リットルのビールを飲んでおり、これは70年前の約2倍多い」と同サイトは報じる。リア・ノーボスチが農業アナリストペトル・ガベル氏を引用して報じるところ、チェコスロバキア社会主義共和国でビール摂取の伸びをかなりの程度促進したのは、アルコールを含めた食料品の意図的な余剰生産。当時の政権はこのように、自動車や電化製品といった「贅沢品」カテゴリーに属するものを含む他の消費財の不足や、社会主義陣営から出られないことを、低価格の食料品によって補おうとしていた。
さらにガベル氏は、チェコでのビール摂取量の急激な伸びの深刻な原因となった可能性があるのは、1950年代はじめ、重産業や鉱業が大きく拡大し、特に高温での仕事場と関係した多くの職業の人に、仕事中にビールを飲むことが許されたことだと指摘した。