NI:来年、どこで新たな武力紛争が発生する可能性があるか

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米国の次期大統領ドナルド・トランプ氏は困難な外交環境の中に就任し、世界の諸大国の対立の激化がもたらす脅威を排除するため、相当な骨折りを覚悟する必要がある。武力紛争が起こりかねない危険な「ホットスポット」が世界には複数ある。ナショナル・インタレスト誌のコラムニスト、ロバート・ファーリー氏が述べた。

フィリピン大統領 - Sputnik 日本
フィリピン大統領 「米国よ、さようなら」
まず第一に、朝鮮半島で衝突の危険性が高い。北朝鮮が核・ミサイル能力を増加し続けていることに加え、韓国の政治危機もその理由の一端を担う。 

米国の次期大統領のいうように、米国が北朝鮮に対し予防的攻撃を仕掛けて北朝鮮の核兵器の問題を解決したり、または逆に、北朝鮮が米国に先制攻撃を仕掛けたりすれば、本格的な軍事衝突に発展する可能性がある。

もう一つの「ホットスポット」は内戦中のシリア。そこでロシア軍と米国軍との偶発的な衝突、たとえば誤爆があれば、大きな紛争になりかねない。

シリアに加えて、パキスタン・インドの国境も危険である。パキスタン首相との電話会話でトランプ氏が提案したように、米国がカシミール紛争における仲介役を果たせば、紛争は一層悪化する可能性がある。

バルト諸国でも露米間の対立が激化する危険性がある。トランプ氏がNATOへの債務を履行しないNATOの欧州メンバーを保護する必要性に疑義を呈したことは、米露関係の緊張のレベルを低減するというポジティブな意味を持っていると同時に、米国とロシアとの間の紛争の勃発というリスクをももつ。

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