「生きて戻れるか全く確信が持てない」と語ったロシアの人権活動家ドクター・リーザ ツポレフ154墜落事故で死す

© Sputnik / Ekaterina Chesnokovaドクトル・リーザ
ドクトル・リーザ - Sputnik 日本
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ロシア軍のツポレフ154型機墜落事故犠牲者の中に、ドクター・リーザとして有名なロシアの博愛主義者、人権活動家であり医師のエリザヴェータ・グリンカさんが含まれていることが分かった。グリンカさんは、シリアのラタキアにある総合病院に医薬品を運ぶ途中だった。

2007年グリンカさんは、慈善基金「正義の援助(スプラヴェドリーヴァヤ・ポーマシ)」を立ち上げた。この基金は、ガンにかかり死にかけている人達や貧困にあえぐ人々、ホームレスなどに対し、物質的及び医療援助を行っている。

2015年からは、グリンカさんは内戦下のシリアを、人道援助使節団と共に幾度も訪れてきた。

​今年12月8日には、プーチン大統領は、人権擁護分野での活動で傑出した業績を上げている人物として、グリンカさんに国家賞を授与している。当時クレムリンで催されたレセプションで、グリンカさんは次のように語った-

「明日私は、ウクライナのドネツクに飛びます、その次はシリアです。私達が生きて帰ってこれるかどうか、全く確信がありません。なぜなら、戦争というのは、この世の地獄そのものだからです。」

今日、多くのロシア人は、善と思いやりと慈悲の心をその身で体現した我らがドクター・リーザの死を心から悼んでいる。

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