請願に関わらず、トランプ大統領は確定申告書非開示へ

米国のコンウェイ大統領顧問は、トランプ大統領には確定申告書を公表するつもりがないと明らかにした。大統領顧問は、「国民は大統領選挙中、関心を払わなかった。彼らは、トランプ大統領時に自身の確定申告書がどうなるかに、より関心を持っている」と述べた。

一方、米ABCニュースとワシントンポストが行った世論調査によると、共和党支持者49％を含む７４％の回答者は確定申告書のデータが公開されることを望んでいる。

トランプ大統領の活動が利益相反に該当するかどうかを判断する助けになる同氏の確定申告書の公開を求める署名を、ホワイトハウスの署名サイト「Ｗｅ ｔｈｅ Ｐｅｏｐｌｅ」で寄せている。請願にはすでに2万5000人以上の署名が寄せられている。

1ヶ月で10万人以上の署名が集まると、ホワイトハウスの公式な対応が約束されているが、規程に引っかかると考えられた場合、請願が取り除かれる可能性もある。

伝えられたところによると、内部告発サイト「ウィキリークス」は、ネットユーザーからトランプ米大統領の納税申告書を入手した場合、同申告書を公開する用意があると発表した。