トランプ大統領の初平日 南シナ海を中国から防衛、医療、移民対策を優先

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スパイサー米大統領報道官は23日、トランプ政権発足後最初の定例記者会見を開き、南シナ海を「一つの国の支配」から防衛すると述べ、中国をけん制した。政権による法整備の優先事項として医療保険制度と移民対策、税制改革、規制改革を挙げた。共同通信が報じた。

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この日が20日に発足した政権の最初の平日となった。トランプ大統領は環太平洋連携協定(TPP)離脱など三つの大統領令に署名し、政権が本格的にスタートした。

南シナ海を巡り、スパイサー氏は公海上での米国の国益を守ると強調した。南シナ海の大半の海域について管轄権を主張する中国が反発しそうだ。スパイサー氏はまた、トランプ氏が過激派組織「イスラム国」(IS)掃討に向けてロシアとも協力できると述べた。

大統領令はTPP離脱以外に、連邦政府による採用凍結、海外で人工妊娠中絶を支援する民間団体への助成金支出禁止の二つ。

就任翌日の21日に全米でトランプ氏に抗議する大規模デモが起きたことに関しスパイサー氏は、トランプ氏が「表現の自由」を定めた合衆国憲法修正1条を尊重していると強調。トランプ氏は米国をより良くしようとしているということを「行動で示す」と述べた。

トランプ氏が不動産開発を手掛けるファミリー企業「トランプ・オーガニゼーション」を辞めたことも明らかにした。

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