これによりオラウータンたちは相手選びができるようになる。ガーディアン紙がオランダのTubantia紙の記事を引用して報じた。
霊長類は高度に発達した頭脳を持ち複雑な社会を構成する動物であるため、意に反して子どもを産ませるのは難しい。オスとメスはいつもいつも互いにシンパシーを持つわけではない。この問題を解決しようとアーペンニュール霊長類公園は「オラウータン向けティンダー」プロジェクトを立ち上げた。
プロジェクトではオラウータンらにティンダーに似たプログラムが見せられ、お相手となりそうなほかのオラウータンの写真やビデオが示される。この際にオラウータンが示す反応を分析し、カップルの成婚率を引上げようというわけだ。
アーペンニュール霊長類公園ではすでに数頭のオスの映像がメスらに公開されており、メスたちの反応は上々だったといわれている。
先に、ペテルブルクとシンガポールの学者からなる研究チームがいくつかのSNSのアカウントにある「いいね」と投稿から、非常に高い精度で利用者の配偶者の有無を計算するアルゴリズムを作ったと発表した。