当局はテロ関連の殺人未遂事件として捜査しているが、容疑者は治安部隊員に対する殺意を否認。館内の美術品などを破壊し「フランスの威信を失墜させる狙い」だったと供述した。「ダーイシュ(IS,イスラム国)」とのつながりを示す証拠は見つかっていないといい、当局は動機の解明を進めている。
容疑者は3日、アラビア語で「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫びながら、両手に持った刃物で治安部隊員を襲撃し、1人に軽傷を負わせた。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにある企業に幹部として所属しているという。一時は重体だったが、回復傾向にあり、病院で取り調べを受けた。共同通信が報じた。