各国ごとに事情は異なるものの、ランキングは先進国の大半に当てはまる。
作成にあたっては974種類の職業が有害物質との接触リスク、発病および感染リスク、危険な条件のリスク、放射線リスク、軽度の火傷、切り傷を負ったり、噛まれるリスク、座り時間の長さなど様々な視点で分析されている。
ということで以下、健康にハイリスクの職業をランキングに従ってご紹介しよう。
10. 外科准医、外科助手
総合健康リスクレベルは57.3
外科手術で医者の監視の元、アシスタントを務めるほか、実験室で分析を行なう。健康を害する3大リスク
1.発病および感染リスク: 88
2. 有害物質との接触リスク: 80
3.危険な条件リスク: 69
9. 固定エンジン、ボイラーを扱う技師、オペレーター
総合健康リスクレベルは57.7
建設ないし産業プロセスに欠かせない作業を行なうエンジン、ボイラー、プラントを稼動させ、サポートする。
健康を害する3大リスク
1. 有害物質との接触リスク: 99
2. 危険な条件リスク: 89
3. 軽度の火傷、切り傷を負うリスク: 84
総合健康リスクレベルは58.2
浄化プロセスまたは機械のシステムを管理。水を浄化する用のパネルを用いる。
健康を害する3大リスク
1. 有害物質との接触リスク: 97
2. 危険な条件リスク: 80
3. 軽度の火傷、切り傷を負うリスク: 74
7. 組織学者およびその実験を行なう者
総合健康リスクレベルは59.0
顕微鏡による検査と病理解剖学者の診断をあおぐため、採取細胞から組織のプレパラートを作る。
健康を害する3大リスク
1. 危険な条件リスク: 88
2. 有害物質との接触リスク: 76
3. 発病および感染リスク: 75
6. 税関職員および国境警備員
総合健康リスクレベルは59.3
国に到着し、国外に出て行く、または国内の地方間を行き来する市民、輸送業者、商品が法律、通関規則などに違反していないかどうかを調べる。
健康を害する3大リスク
1. 有害物質との接触リスク: 78
2. 発病および感染リスク: 63
3. 放射線リスク: 62
総合健康リスクレベルは60.2
脚の病気、変形を診断、治療する。
健康を害する3大リスク
1. 発病および感染リスク: 87
2. 放射線リスク: 69
3. 有害物質との接触リスク: 67
4. 獣医、獣医助手
総合健康リスクレベルは60.3
動物の病気、外傷を診断、治療、検査するほか、実験室で病気の治療診断に使うための医療検査を行う。
健康を害する3大リスク
1. 発病および感染リスク: 81
2. 軽度の火傷、切り傷を負ったり、噛まれるリスク: 75
3. 有害物質との接触リスク: 74
3. 麻酔医、麻酔をかける作業を助ける看護婦や助手
総合健康リスクレベルは62.3
患者に麻酔をかけ、医療プロセスの続く間、麻酔の状態をチェックし、患者が麻酔から覚めるのを手伝う。
健康を害する3大リスク
1. 発病および感染リスク: 94
2. 有害物質との接触リスク: 80
3. 放射線リスク: 74
総合健康リスクレベルは62.3
飛行中の乗客の安全と快適さを保障するのが職務。乗客を機内に案内し、チケットを確かめ、安全機器の利用方法を説明するほか、機内の飲食のサービスを行なう。
健康を害する3大リスク
1. 有害物質との接触リスク: 88
2. 発病および感染リスク: 77
3. 軽度の火傷、切り傷を負ったり、噛まれるリスク: 69
ワースト1は 歯科医、口腔外科医、歯科技師、助手
総合健康リスクレベルは65.4
この人たちの仕事は患者を検査し、歯や歯茎の病気、外傷、変形の診断を行うことだが、そのほかにも口腔の衛生状態に影響し、抜歯にいたり兼ねない口の中の組織を治療する。またインプラントを施し、予防治療を行なう。
健康を害する3大リスク
1. 有害物質との接触リスク: 84
2. 発病および感染リスク: 75
3. 長時間の座り姿勢: 67