日本のチンパンジーにダウン症 ヒトのダウン症の理解に役立って

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日本で世界でたった2例目のダウン症のチンパンジーが確認された。ヒトと近いチンパンジーのダウン症を研究することで、ダウン症の理解が深まると期待を集めている。

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見つかったのは京都大学野性動物研究センターが熊本県に所有する施設「熊本サンクチュアリ」に暮らすカナコ(24歳)。

カナコは健康に問題があり、小柄。生まれつき心臓病があり、目の病気も併発したため7歳までに視力を失った。血液を調べると22番染色体が1本多い「22トリソミー」ダウン症であることがわかった。

カナコは穏やかな性格で症状はヒトのダウン症と共通しているという。

京都新聞の報道によれば、京都大学野性動物研究センターの平田教授は「さらに詳細に観察すれば、ヒトとの違いが見つかるかもしれない。最善のケアをしながら観察していきたい」としている。

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