論文の中では、次のように述べられている-
「EUを魚に例えるなら、よく知られたことわざのように頭から腐りつつあるのではない。欧州の若干の国々の首都から腐り始めているのだ。EUの統一は、特にハンガリーやポーランドのせいで脅威にさらされている。
もしハンガリーのオルバン首相が、自分の国はEUの側からの攻撃にさらされていると主張するとすれば、ポーランドは分かったうえで絶えず、EU指導部の批判を無視している。つまり彼らは、欧州統合という思想の真の意味での墓堀人なのである。欧州では、民族主義的な狭量さが拡大しており、ますます多くの国々が、自分達にとって経済的にも国内政治的観点からも利益のある事のみに心砕くようになっている。」
なお先にドイツのフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙にフランス、オランダが今年迎える選挙の結果如何でEUの運命は大きく左右されるという評論が掲載された。