自民党鴻池氏、森友学園理事長から、紙に入ったものを渡され、投げ返した
大阪府豊中市の国有地払い下げ問題で、大阪市の学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長(64)が2014年4月、自民党の鴻池祥肇元防災担当相と議員会館で陳情のため面会し、現金入りの可能性がある紙包みを手渡そうとしていたことが分かった。鴻池氏が1日、記者団に明らかにした。国有地の評価額引き下げに政治力を発揮するよう働き掛けたとみられる。鴻池氏は数年前に森友学園側から20万円の献金を受けていた。
森友学園側の政治家への陳情行為が明確になった。鴻池氏は「紙に入ったものを渡されたが、無礼者と言って投げ返した。一瞬で金と分かったが、確かめていない」と記者団に説明した。共同通信が報じた。
また、産経新聞によると、大阪府豊中市の国有地が学校法人「森友学園」に小学校建設用地として評価額より大幅に安い価格で売却された問題に関連し、法人の籠池泰典理事長が平成26年に自民党の鴻池祥肇参院議員(兵庫選挙区)に対し、商品券の入った封筒を手渡そうとしていたという。