トランプ政権のロス商務長官は1日、商務省で職員を前に就任のあいさつを行った。
この中で、ロス長官は「まず、はじめにアメリカの製造業を破壊し、雇用や希望を奪ってきた、貿易制度の見直しに取り組む」と述べた。
そのうえで、「NAFTAのようなひどい貿易協定に関する交渉が主要な役割になる」と述べ、メキシコとの間で多額の貿易赤字を削減して、国内に雇用を創出することへの決意を示した。
NAFTAをめぐって、メキシコ側は再交渉には応じる姿勢を示しているものの、関税の引き上げについては強く反発していて、アメリカの国益を実現するために、どのように協議を進めるのか、ロス長官の出方が注目される。共同通信が報じた。