ロシア外務省が10日に発表した声明では、「ロシアをタリバンへの武器供与、同過激派組織への資金提供、さらにはアフガン領内で戦闘員を養成するキャンプの設立に協力しているとして非難している。いうまでもなく、これら全てはいかなる証拠によっても裏付けされていない」と述べられている。
また声明では、「これらの不条理なでっち上げの数々の裏には、その過程でロシアによるアフガニスタンでの国際的な対テロ対策の『破壊』に関するテーゼをアフガンおよび国際社会に投げかける、我々の国の信用を失墜させるために画策されたキャンペーンが見受けられる」と指摘されている。
またロシア外務省は、このような声明の目的は16年以上に及ぶアフガニスタンでの外国部隊のプレゼンスによって生じた数多くのミスに対する責任から注意をそらすことにあると指摘している
先の報道では、ロシアのラブロフ外相は、同国西部国境でロシアが軍事力を不均衡に拡大しているとの、西側による主張を否定した。