栃木のスキー場で雪崩 高校生ら8人心肺停止か

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27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町湯本のスキー場「那須温泉ファミリースキー場」付近で、雪崩が起きたと110番があった。消防によると、登山講習会に参加していて巻き込まれた県立大田原高の生徒ら8人が心肺停止の疑いがある。ほかに37人がけがで、このうち2人が重傷との情報もある。共同通信が報じた。

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県警は3人が心肺停止、3人が意識不明としている。歩行できる生徒らは午後0時半すぎから下山を開始。県警や消防などは、ほかにも巻き込まれたり、負傷したりした生徒らがいないか、詳しい状況の確認を急いでいる。

消防によると、講習会は県高等学校体育連盟が主催。大田原、那須清峰、矢板東、真岡女子、真岡、宇都宮の県立6校に私立矢板中央の計7校の1~2年生ら60人以上が参加し、午前7時半ごろから登山を開始したという。

雪崩は営業していないスキー場の第2ゲレンデ上方で発生したとみられ、専門家は表層雪崩の可能性を指摘している。気象庁によると、那須町では27日午前1時現在に0センチだった積雪が、午前9時現在で33センチを観測し、26日には雪崩注意報などを出していた。

菅義偉官房長官は記者会見で「政府も首相官邸の危機管理センターで情報収集態勢を強化し、被災者の救命、救助に最優先に当たる」と述べた。

各学校によると、大田原は山岳部の男子生徒12人と教員2人が参加していた。生徒8人と教員2人が参加した真岡は一部と連絡が取れ、全員に命の別条はない。

ほかに、真岡女子は生徒4人と教員の1人、矢板東は山岳部の生徒8人と顧問教員1人、那須清峰はワンダーフォーゲル部の生徒4人と教員2人、矢板中央は山岳部の生徒5人と顧問教員2人、宇都宮は生徒13人と教員1人が参加していたが、いずれも無事が確認された。

県内の高校関係者によると、講習会は2泊3日の日程で、生徒らは25日に同県那須塩原市内に集合。学科の講習を受けた後、スキー場へ移り、テントで宿泊。26日も春山登山の講習を受け、27日に実技を実施して昼すぎに撤収予定だった。

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