ハイブリッド戦研究で合意　フィンランドに拠点

米英など９カ国は１１日、軍事介入やサイバー攻撃、情報操作などを組み合わせた「ハイブリッド戦争」への対策を研究する拠点をフィンランドの首都ヘルシンキに設置することで合意し、ヘルシンキで調印した。ロイター通信が伝えた。共同通信が報じた。

スプートニク日本

ウクライナ危機で同様の手法を使ったロシアへの脅威が念頭にあり、ロシアと国境を接するフィンランドやポーランドなども参加。さらに多くの国が今後、加わる予定という。

９カ国は他にドイツ、フランス、スウェーデン、ラトビア、リトアニア。研究施設を土台に参加国の専門家ネットワークを構築する。年内には１０人のチームが研究を開始する見通しで、運営者の初会合が１２日に開かれる予定という。

フィンランドのソイニ外相は記者会見で「研究拠点は欧州連合（ＥＵ）と北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）の協力の推進力となる」と述べた。