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ポロックの無題の絵画が見つかったのは去年1月、アリゾナ州スコッツデールのあるガレージ。ガレージの持ち主が引っ越しの準備をしているとき。隣人が古いものの仕分けを手伝っていると、絵を発見したという。
あるオークション・ハウスの経営者ジョシュ・レヴィン氏が鑑定のために呼ばれた時は、せいぜい300ドルのものだと推定したが、ガレージについてその絵を見たとき、「まさか、ジャクソン・ポロックみたいだ」と考えたとCNNに述べている。そして詳細な分析の結果、この絵は当初の300ドルという価格の5万倍もの価値があるかもしれないと見られている。
A rare Jackson Pollock painting found in an Arizona garage could be worth $15 million https://t.co/RxZfATOz0y pic.twitter.com/o5t3x5RV4G
— CNN International (@cnni) 13 июня 2017 г.
発見から現在に至るまで、レヴィン氏は絵が本物だと確証し、いかに絵画がガレージにたどり着いたのか解明しようと試みている。絵画は長年、ヘビースモーカーの家にあったと見られ、ひどく損傷しているため修復作業が必要だということだ。修復には約2週間と5万ドルが必要とされると見積もられている。
修復作業の後、絵は6月20日のオークションに出される。スタート価格は500万ドルだが、レヴィン氏は、最終価格が1000万から1500万ドルになると見ている。
ジャクソン・ポロック(1912ー1956)は、米国の画家で、抽象表現主義の手法の1つ、「アクション・ペインティング」の代表的な画家。