下半身不随者に自力搭乗を迫る 日本の航空会社

CC BY-SA 3.0 / Qaz741 / Airbus A320-216 for Vanilla Air JA01VA航空会社バニラ・エアAirbus A320/資料写真
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日本の奄美空港で6月5日、航空会社バニラ・エアが下半身不随の利用客にタラップを腕を使って這い上らせていたことが28日明らかにされた。共同通信が報じた。

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車椅子でバニラ・エアの関西空港から奄美空港までの往復便を利用していたのは大阪府豊中市の木島英登さん。木島さんはバリアフリー研究所の代表を務めている。

奄美空港には車椅子でタラップを昇降ができる設備がないため、一緒に行く友人が木島さんの車椅子を持ち上げようとすると空港職員から「自力で歩く」というバニラ・エアの会社の規定に反するとして制止された。

木島さんは17段のタラップを腕を使って這って上がろうとして、職員に再び制止されたが最終的には搭乗した。

バニラ・エア側は同社が不快を与えたとして木島さんに謝罪し、木島さんは歩けないから利用できないのは差別だとして改善を求めた。

この事件は木島さんが国土交通省に事情を説明した後でバニラ・エア側が謝罪した。バニラ・エアは奄美空港で明日29日から電動式の会談昇降機を導入することが決まっている。

世界ではこのところ航空会社の不適切な対応によるアクシデントが頻繁に起きている。先日も ロシアの有名な航空会社【パーベーダ】が大スキャンダルの目玉になったばかり。 ロシアのバレーボール・クラブチーム「ファーケル」のアレクサンドル・キメロフ選手は、「パベーダ」の旅客機から「自分の席に座らなかった」ことを理由に降ろされた。また米国のユナイテッド航空もベトナム人医師を暴力で強制的に引きずり下ろし、ボイコットの嵐を呼んでいる

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