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消息筋によれば煽動はノヴァジャセム・アンヘリ近郊で画策されている。
情報によれば、武装戦闘員らはここ数週間をかけて作戦を準備した。
米国の軍事指導部および国務省はアサド政権がシリアで化学兵器を使用した場合、「彼(アサド大統領)にとってカタストロフィーとなる措置」を講じると明言したことから、テロリストらにとってはこの声明が煽動を用意する上での最大のモチベーションとなった
消息筋は「テロリストらの企みでは近々有毒物質を詰めた弾薬数発をダラアの一地区が爆破する。煽動はイドリブ県(セラカブ、エリハ)で2017年5月初めに起きた状況に似せて行われる」と語っている。
外交筋は、イドリブ県での状況と同様、煽動の報道にはプロのジャーナリストらが招かれ、「化学攻撃」自体は反政府系のマスコミおよびソーシャルネットを通じて中継が行われる手筈となっていると補足した。
「煽動の目的は米国主導有志連合のシリア領への軍事侵攻の端緒を開木、続いて現在のシリア政権を力づくで転覆させることにある。」外交筋はこう付け加えた。
外交筋は、ロシア側は「6月29日、米国主導ISIL対策国際連合軍の軍事指導部に対し、テロリストらがこうしたアクションを計画していることを通知した」と強調した。
先に伝えられたところによると、シリアのアサド大統領は、同国北部のイドリブでシリア政府が化学兵器を使用した攻撃を行ったとする非難について、「100%でっちあげた。シリア軍は化学兵器を保有していない」と述べた。
先にスプートニクは他のロシアメディアと共に、軍・外交筋の情報を基に、衛星テレビ局「アルジャジーラ」によってイドリブ県で行われた撮影についての情報を公開した。
先の報道によると、ロシアのペスコフ大統領補佐官は、シリアでの新たな化学兵器攻撃の恐れがあるとの米ホワイトハウスの発表をロシア大統領府は耳にしたが、何に依拠したものかわからないと述べた。